囲碁の終盤を練習する本を色々と探していたところ、出会った本です。
囲碁の終盤というと、地合の計算など地味でなかなかとっつきにくいイメージがあるかと思います。
この本のよいところは、こうした複雑でとっつきにくい囲碁の終盤を 5路盤を用いることによって「シンプル」かつ「クリアー」に練習できるところにあります。問題が100問程度掲載されているコンパクトな本ですが、内容的には5路盤だからといってあなどっていられません。しっかりとした読みを必要とする問題もたくさんあり、詰め碁と併用していくと良いのではないかと思います。
前に読んだことがありますが、初心者には少し難しすぎる。
5路盤はコウがないので、相手に石を抜かせることが正解だったりする。
これは19路盤とは趣がかなり異なる囲碁で、詰碁とも違うし、初心者の私には難しくて、途中で放擲しました。趙治勲が自書で、9路盤だけで初段になった生徒(もちろん子供)がいると書いていましたから、同様に5路盤を完璧にマスターすれば強くなるのでしょうが、やはり良い先生がついていないと難しいでしょうね。
サブタイトルに「画期的囲碁上達法」とありますが、半信半疑で買ってみました。
5x5の小さな盤ですが、とても奥の深い問題集でした。一見すると詰め碁の問題のようですが、実戦的に終局まできっちり解き、どちらが何目勝ちまで読まなければならないので、大変です。
ヨセの手筋、死活、攻め合い、地合いの計算、終局の確認など、囲碁のいろいろな要素が含まれています。
せっせとこの本で勉強し、万年初段を抜け出す事が出来ました。初心者にはもちろん、初段前後の人にもおすすめです。